呼ばれる声 感じながら
振り向けば、そこに
微笑んでいる 貴方がいて
泣く私を撫でた

あの日の想い出の中で生き続ける
遺(のこ)された灰をこの手に集め

鋼(はがね)色の弾(こえ)は魂が込められていく
唯一(ひとつ)の傷痕を世に遺(のこ)すために

熱くほとばしる鮮血に 染められ咲く毒花
その蜜を求め、群がる 蝶は魅了され堕ちて逝く

どんなときも 思い出せる
撫でた手の弱さを

二度と過去の路(みち)に立つことは出来ない
だからこそ、前へ向けて撃ち放て

「色のない路(みち)」こそ 隠された真(まこと)の姿
揺れた的(まと)を狙い 迷わないために

いつの日か終焉(おわり)が 私を迎えにくるだろう
その時、この「世界」 永遠(とわ)に閉ざされて

鋼(はがね)色の弾(こえ)は魂が込められていく
唯一(ひとつ)の傷痕を世に遺(のこ)すために

熱くほとばしる鮮血に 染められ咲く毒花
その蜜を求め、群がる 蝶は魅了され舞い上がる


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