燻んだ銀色 鈍い光放ち
流れゆく時代を 静かに語る
無数の傷痕 幾度も塗り込み
修復し続けても 過去へは戻れないわ

過ぎ行く時に惑う なぜ記憶は薄れないの

すれ違い離れて また巡り逢い
再び抱き寄せ 傷を埋め合う
どうして何度も 出逢ってしまうのかしら
運命の糸はあるの?

途切れた系譜は 空白の時代を超えて
二人を繋ぐ 指輪に刻み付けた

わたしの歴史の中 貴方はいつも側にいるわ

すれ違い離れて傷を負っても
再び抱き締め 絆を深め
どうして何度も 繋がってしまうのかしら
運命の糸を願い…

出逢い別れ 繰り返して
育んできた 傷と絆
誓いの指輪が 切なく煌めく

すれ違い離れて また巡り逢い
再び抱き寄せ 口づけをして
誓いの言葉はなくてもいいわ
離れられないと 信じているもの
どうしてこれ程 深く愛せるのかしら
もう二度と 離さないから

運命の人と呼ばせて

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