放課後毒電波クラブ

ねぇ変な電波! その電波が君を狂わせる! それは5次元の玄関!
ほら飛んで飛んで飛んで　飛んでる子だけを誘ってるんだ! メンタル面が変な病んでる奴を誘ってる!

私は変な少女で　探してる物は学校だけでは足りないようで　叫んで回って　春風に乗せるように助けを求めていた
放課後　誰かの電波が全て狂わせたんだ　どうかしてる毒電波で何処かにいるはずの仲間を探してた

電話してるんだ　電波の入ってないスマートフォンで　あれじゃ線が無い糸電話　あの子は誰と話してる?

「もしもし、聞こえますか?私は今、貴方の脳内に直接語り掛けています。
私達はついに肉体の中から14歳の少年少女の心だけを思念体として抽出することに成功しました。
放課後、我々の活動に参加ください。永遠の青春を共に過ごしましょう。」

ねぇなんでなんでなんで?なんであの娘ら笑ってるんだ? 全然変じゃねぇじゃん!あんな娘大して飛んでない!

私の中に少女はいつまでも咲いて　あの頃だけでは足りないようで　似たよな子達が町中どこかで泣き声上げていた
放課後　誰かの電波が町を狂わせるんだ　どうかしてる毒電波をどいつもこいつも待ってる
放課後あれからどれだけ私は一人で待ち続けるんだ? どうかしちゃいそうな孤独を分け合う場所に　連れ出してよ

校庭の桜　とても大きな　アンテナ代わり　また春が来る　私の鼓動　胸　高鳴る
あのね　私　その声　いつも届いてたの　早く連れ出してよ! ねぇ変な電波　そいつが君を狂わせる5次元の玄関!