どれくらい歩いたんだろう
この街で手放した夢はもう
数えきれなくなってた

躓いては何度も遠回りして重ねた溜息
気付けばこんなに白くなっていた

色とりどりの季節に揺られて
街も色を変えていく
別れを告げたあの日から僕は少しでも
変われたのかな

どれくらい失くしたんだろう
忙しい日々に紛れ込んでは
抱えきれずに泣いてた

「キレイゴト」と弱さを肯定して
「大人になる」のはやっぱり
僕には性に合わないな

世界中の誰にも描けない
僕だけの絵を描くよ
書き殴ったキャンパスは真っ黒だけど
終わっちゃいないんだ

春の匂い、夏の入道雲
どれも覚えているよ
秋の風、冬のぬくもり
ねぇ今君はどうしてる?

世界中の誰にも似てない
僕だけの歌 歌うよ
別れを告げたあの日の君に背を向けて
僕は行くよ
振り返らずに

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