幸せをつかむにはあまりに か細い指
喜びを抱くにはあまりに か弱い腕
ただ僕のかたわらで静かに 眠れる人

秋の夜の新月の空より か黒い髪
冬の夜の新雪の道より 白い素肌
ただ僕の目の前で幽かに 微笑む人

この星に生まれ
束の間に出会い
語り足りぬまま
愛し足りぬまま
遠ざかる人よ

悲しみを拒むにはあまりに 小さい背(せな)
優しさをもらうにはあまりに 冷たい頬
ただ僕の腕の中何かを 夢見る人

にび色の湖の底より 深い瞳
薄色のあじさいの花より 淡い化粧
ただ僕の肩ごしにどこかを 見つめる人

同じ時生まれ
同じ星見つめ
分かり合えぬまま
愛し合えぬまま
走り去る日々よ

月のアペニン山が遠くで 光っている
月のアペニン山が無言で そびえている


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