LOCUS

風が歌う　頬を振り抜けていく
静かに笑う　木々の囀り

あなたは一人　パズルの空の下
蹲ったまま　溶けて消えてしまいそう

彷徨い歩くよ　獣の道さえ
あなたの全てだとしても

離さないで　ここに居る　いつまでも傍に居る
降りやまぬ雨の中でさえも
忘れないで　この時に　この場所で映えるもの
永遠に消えないから

幼き日に置き忘れてきたもの
胸の奥で今も眠ってる

あなたが描く　美しきその夢
どうか聞かせて　この世界のどこかで

彷徨い歩くよ　遠回りでも
あなたが描き出す軌跡

この時代に　めぐり逢い　ひとつの欠片と成り
彩るよ　いくつもの景色を
この歴史は　儚くも　与えられた奇跡
手を繋ぎ　笑いあえたら

消えゆく友や母の姿を追って
縋り泣きたい　過ぎる想いもあった

それでも何も変わりはしなかった
それならずっと "今"から始めればいい

彷徨い歩くよ　獣の道さえ
僕らは終わらない　だから

離さないで　ここに居る　いつまでも傍に居る
降りやまぬ雨の中でさえも
忘れないで　この時に　この場所で映えるもの
永遠に消えないから

この時代に　めぐり逢い　ひとつの欠片と成り
彩るよ　いくつもの景色を
この歴史は　儚くも　与えられた奇跡
手を繋ぎ　笑いあえたら