眠りにつく瞬間ふと怖くなって
目を閉じてしまえば 幕を引いて
一切合切全部捨ててしまっていいかな

僕を形作る全てがこの体にのしかかる
全身全霊以ってしてでも乗り切れない

いつだっていつだって明日が怖い
目を開けたってピントが合わないし
いつだっていつだって昨日が僕の行く末を掴んで離さない
永遠のように

積み重ねた時間の数だけ
得られたものはどこにあるの
ヒビが入ればそれでお終い

形骸化しただけの優しさに毒されて
いつの間にか僕が誰だか忘れても

何度だって何度だって明日を見たいから
僕らの渾身の一睡で
いつだっていつだって最後はやはり
目を閉じるだけで精一杯なんだ
誰か認めてはくれないか
この一歩を


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