ガラスを叩きつけたような声で
あなたは何度も 誹謗の言葉(カケラ)を刺してくる
それらの原因は私にあった
あなたを裏切った

ガラスを踏みつけ血だらけの足で
あなたを追いかけた 昨日 今日 明日
思い出は嘘で汚されていって
いつまでも終わりを嘆いてた

行かないで ずっとそばにいて
もう一回 好きだよと言って
消さないで私のすべてを
何を言ってもあなたは帰ってはこない

最後に覚えてるあなたの姿
シャツの胸元は私の涙の形で濡れてる
気がつけば全部乾いてたんだね
部屋を出る足音が 響いてた

逃げないで ちゃんと居てくれた
その愛にただ甘えてた
無垢だったあの日の二人は
割れた写真立ての中で笑ってたんだ

私の頬には赤く残った左手の跡
右利きのあなたの最初で最後の優しさだった
「死ぬまでお前と一緒にいるのが俺の夢なんだ」
もうやだ あの日にもどって もどって もどって

会いたいよなんて言わないから
もう一回 ねえ名前を呼んで

行かないで ずっとそばにいて
もう一回 好きだよと言って
消さないで私のすべてを
何を言ってもあなたは帰ってはこない
帰ってはこない


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