もし僕がふたりになっても
ふたりでいることはないだろう

同じものが欠けた同士
もうひとりの僕では支えられない
僕らは堕ちていく

わからないから他人同士でいい
わかりあえたら誰もいなくなる

鏡の中 迷い込んだ
うつる姿は誰なんだ
違う生き方をしていた
渇いた視界 霧がかかる

鏡の中 目眩がした
ここはきっと幻想だ
現実を待っているから
ここから抜け出して

もし君がひとりになっても
ひとりでいることがないように

同じように欠けていった
盲目な僕はそれを知らない
遠いところで

傷がふえた
不安の中で安心したいだけ
傷がまたふえる

嵐の中 飛び込んだ
ここは誰かの想像だ
そこにいれたらいいなって
渇いた願いが渦を巻く

嵐の中 見失った
ここは誰の想像だ
地図を持っているから
きっとまた繰り返す

空をみていたなんて言わないで
ひとりだなんて聞かないでいて
群れる鳥たちを数えている
群れる星たちを食べている
ここでしがみついて

心象風景 結末は手を引かれた
再生 わからないままで
心象風景 異次元に手を引かれて
再生 帰れない それでいい

嵐の中 飛び込んだ
ここは僕の想像なんだ
いま君に会いにきた

夢のあとで


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