吐息がすっと昇って 冬めく空溶けだした
澄んだ空気に心は 洗われてさかのぼる

立ち止まったり、回り道もしたけど
一つ一つが大切な記憶 今日のように
いつの日も 君と共に…

降り出した雪が辺りを染めて
僕らをそっと包み込んでゆくよ
優しく

君が居たから今でも 前を向いて進めるんだ
彩る冬を歩いて心から そう思う

歩道沿いには梢に咲く雪の花
白いキャンバス落書きの路面
冷たい手重ね合い温めあう

振り返り見れば並ぶ足跡
転んだ跡を眺め微笑みあう
冬の日

いつも手に手を取るように
こうして確り 踏み締め行こう

降り積もる雪と白い足跡
二人で描くように歩いてく
いつまでも

そっと寄り添うみたいに
もう少しゆっくり 一緒に帰ろう

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