「だから夜の風は嫌い」うつむいた 鼻声とサヨナラ
タ食時の香る帰り道 僕らは 手を繋いだ

それを恋と呼ぶ間もなく まるで壊れた砂時計は
キスも 忘れ物のビューラーも 出会いも 嘘にした

窓に映った くしゃくしゃの影 笑えないね すきがあふれてく

どうか 明日もいいことありますように
届かなくても 僕の声 そんな風に思えるかな

季節二つ分の僕を どれだけ君に残せただろう
瞳の奥の そのずっと奥 眠ったままでいて

二人のことに ディレイをかけて 閉じ込めても すきがこぼれてく

「バイバイ」と小さく手を振った 君のこと
守りたいけど 守れない そんな日が来るなんてね

滲んだマスカラの意味 遅すぎたんだ
後悔の先に立った 今 気づいたんだ

どうか 君にもいいことありますように
届かなくても 僕の声 今は思う

キスも 忘れ物のビューラーも 出会いも 嘘にしたくない
別れ道 どこかで繋がった それぞれの道さ

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