三日月が沈む夜の海 音のない波紋に時を戻す
泣き濡れた君の面影が滲む ひび割れた夜空を見上げて
手の平微かに残る熱を今怒りにかえて
全てを取り戻すため戦う
響きだす祈りさえ今の僕にはいらない 力はこの痛みが与えてくれる
吹き抜けた風の中数え切れない別れが 現れては消えていく陽炎のよう 揺れて
ハラハラ散るよ花のように 風に吹かれ消える君の声も
散りばめた輝きは闇に満ちて 星たちは涙に震える
例えば新緑の花々が健気に咲くように
君はただ君のままでいてくれ
溢れ出す優しさも今の僕にはいらない 君と同じ痛みと苦しみをくれ
抱き寄せたあの日々を僕は今でも忘れない 必ずまた出会える時を超えて いつか
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