爛る灰土に独り 落つる涕涸れて 何時の間にか
復らぬ 天を仰ぎ 手繰る想い 只の慰み

交ふ 人の簇が 同じ貌に見える
安らぎを(汚穢の)
望む末路は(末路は)鬼の国

今 此の身を砕いて 戦慄も 傷みも
遮る 無明で 抱いて

罪無き稚と双り 屍に 抱かれて 幾そ度か
阿る 顔に嘔吐き 吐る念い 誰を慰み

障ふ 胸の臆で 叫く己を除く
明けぬ化作(然こそが)
餓鬼の眼に(眼に)見えぬ水

今 裁きを下して 吃も 怒りも
絶え滅ゆ 墓標を 抱いて

戻れぬなら 黒で閉ざす
貴方の探す女は 待たなかった

今 此の身を砕いて 戦慄も 傷みも
愛子の 乳汁と

今 裁きを下して 憐れみも 歎きも
刻意の 柩と 焼べて

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