届かない果実をもぎとり手渡されかじると甘くて苦かった
夏の日の光景が今になりこんなにも突然思い出すなんて

蘇る 銃声と共に眠ってた記憶と匂い

血塗られた年月が想い出まで無情に投げ捨てられた屑の様に
教えてくれた事の意味が今試される照準と重なる現実
「怯まずに それが俺でも迷うならお前の負けさ」

いつからだろう
置き去りにする後ろ姿を追い続けてた
できることならあなたとだけは向かい合いたくはなかったんだ

なぜ弾かない?
胸に咲いた紅の染み 手に残る汗と奪った感触
なぜに微笑(わら)う?
あなの腕に残された弾倉には捨てたはずの感情が

いつからだろう
置き去りにする後ろ姿を追い続けてた
できることなら
あなとだけは向かい合いたくはなかったんだ

なぜ弾かない?
胸に咲いた紅の染み 手に残る汗と奪った感触
なぜに微笑う?
あなたの腕に残された弾倉には捨てたはずの感情が
なぜ終わらない?
意味のないこの争いの果てには何が残るのだろう
なぜに揺れる?
俺には掴めなかった 果実の匂いだけを残して

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