D/7th Rose

風がめくる頁

D


word: ASAGI music: Tsunehito

『7th Rose』収録

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  • 一度壊れてしまえばもう二度と元には戻らない
    君はもう僕を忘れてしまっただろうか 行けるのなら

    風がめくる頁 色褪せた写真 物語は続いている

    遠くに見えていた今もいつかは想い出になる
    振り返る絵には僕独り
    あれから何度書き直しても出せなかった君への手紙
    来るはずのない返事を待つ

    返し忘れていた君の愛した詩集からこぼれる
    押し花は月日を重ねた分だけ美しく蘇る

    懐かしい 今はなき街路樹がそよぎ鮮やかに色付いていく

    並んで歩いていた道 若葉が茂る頃には
    恐いものなどなかったのに
    積もる落ち葉に雪化粧が施される季節はきっと
    心も暖を求めている

    囲んだ炎の中に今も愛している君を見つけた

    わかってくれるだろうか 過ぎ去りし僕らの日々に
    新しい花を咲かせよう
    あの日遠くに見えていた今もいつかは想い出になる
    振り返る絵には君がいた

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