咲いていた 黒百合が溜息を零す
朝露へ変わり やがて雫は落ちて溶けた
あなたはいつからか 頭を垂れたままで…

黒い園 人知れぬ悲しみの地で

許せなかった 自分が嫉妬に染まる事で
見えない縄で縛り付け いつも困らせていたなんて

あなたに知られる前に 自ら手を下そう
憎しみの花園が全て灰に変わるまで 燃えよ

護り続けていたかった 誰にも触れさせないで
傷付けたことも知らずに 愛を綴っていたなんて

あなたに愛されるには いらない場所があるから
密やかなる花園に 炎を放ちて焼く尽くす

あなたがまた私を 愛してくれます様に
私がまたあなたを 出逢った頃の様に愛せたら

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