D/In the name of justice

夜の眼と吟遊詩人

D


word: ASAGI music: ASAGI

『In the name of justice』収録

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  • 夕餉の支度に勤しむと火の粉が弾けた
    香る 慎ましやかながらも一皿の馳走

    心に溶けゆく白い湯気の向こうには
    ひと時の安らぎ 遥か昔のよう

    草木と踊り風が運ぶ唄は人々が紡ぐ絵物語
    色とりどりの出逢いと別れ どうして忘れられようか

    あなたの旅路を辿り私も旅をする
    地図に記された過去には ゆかしい宝物

    想いの小箱(はこ)から楽の音は森に溢れ
    詩(ことば)は羽ばたいてあなたの元へと

    夜の眼が耳を傾ける唄は消え入りそうな者へも届く
    いつ離ればなれになったとて未来へと語り継ごう

    草木と踊り風が運ぶ唄は人々が紡ぐ絵物語
    色とりどりの出逢いと別れ どうして忘れられようか

    どうして忘れられようか

    我らの心の里は風と共にある

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