遠い夏 光の中で燃えていた季節が過ぎる
俺達は出会った日から探してる 本当の声を

蝉色の雨に消えた残像

今走り出す 何処までも新たな旅路をゆく
決して振り返ることなく
この限りない情熱で嵐の日々を越える
いつか晴れ渡るように

小さな手 赤く染まって色褪せた景色をなぞる
漂った切なさだけがこの胸を締め付けてゆく

鮮やかな化粧に濡れた感傷

今歌い出す この空に心を揺らしながら
きっと掴み取る真実
この虚しさを切り裂いて地平の彼方までも
強く奏でてゆくよ

風が吹き抜ける
ただ音もたてず落ちる木の葉
空高く舞う声よ 赤く染まれ
楓のように儚過ぎるこの身を震わすほどに

今走り出す 何処までも新たな旅路をゆく
決して振り返ることなく
この限りない情熱で果て無き日々を越える
ずっと探し続けてゆく

この儚さを抱きしめて世界の彼方までも
響け本当の声よ
響け本当の声よ

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