季節が変わる前に 色褪せていく前に キミと過ごした部屋を出て行く…
想いでは荷物になり 重たくなるから この部屋に全部置いてゆく。
ただ、それだけです…。

「通り過ぎて行く日々 一人きりで居ると それだけで淋しいと知りました。」
あの頃を思いだそうと 見上げる東京の夜空には星さえ見えない…

こんな木枯らしの夜は 一人寂しくなって
マッチを擦って震えるココロを暖めた…
下を向くと涙がこぼれそうになるから遠い空を見上げる…

東京の冬 寒く 淋しさ募るけれど…
耳を澄ませば ほら 窓の外から聞こえるよ 雪の歌…

映り変わる景色は もの哀しい銀世界 辺り一面を銀色に染め上げてゆく…
嗚呼~キミと居た頃は 一度も淋しいだなんて 思ったことないのに…

東京の冬 寒く 淋しさ募るけれど…
耳を澄ませば ほら 窓の外から聞こえてくる…

東京に降る雪は 心の中に積もって…
淋しさ隠すけど 今も溶けないまま残っている…

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