揺れる髪の香りに捲かれ 時間を暈ね混わう陰は
浅葱色の羽織りを纒い 淡い夢を観た
優しさ故疎い季節が 私の微笑みを匣に監禁めるから
朱く染められた枯れ葉に抱かれ
埋もれた貴女に吐息を浴びせてみた…
ねえ…ねえ…
眩む景色震える指に 凭れ罹る途絶えた台詞
白く透ける貴女の頸を そっと咬んでみた
眩く耀いた恋はこの掌に
朱く染められた枯れ葉に抱かれ
埋もれた貴女に吐息を浴びせてみた…
運命に弄ばれた 微睡む魂の聲
ねえ…ねえ…
ねえ…愛しい…
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