架空生物の鳴き真似のよう
溢れ出した泣き声
夜を端に追いやって 話そう 気が済むまで

話題が尽きたら裸になろう
架空生物の物真似みたいなスタイルで抱き合って
壊そう 溶け合うまで

街の静けさが生々しくて
むき出しの僕らは此処に在って
それでも何処かしら頼りなくて
最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて
その糸でいつか希望を編んで
ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う

無い目 開いて
両手も一つになって生えているの
夜になって細胞も液状になって流れて
何処にも行けないもの

朝日を待つなら歌おう
通奏低音になるまで
悲しみの在処をふたりで掘り当てたら
お別れだね

街の静けさが生々しくて
むき出しの僕らは此処に在って
それでも何処かしら頼りなくて
最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて
その糸でいつか希望を編んで
ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う

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