静寂に飲み込まれた 眠る街
色褪せた葉が虚しく揺れている
星のない闇の海に飛び込んで
有限の長い針と語ろうか あと少し

夢が醒めないように 眼をそらして 逃げ続けた末路
二度と巻き戻せない フィルムが今、音もなく千切れた

君といた日も 愛した証も
夢の続きも 蒼天の出会いも
全て無になって 全てを忘れて
何もなくなって 間違いだったって気づく

何も見えないように 眼をそらして 逃げ続けた末路
二度と巻き戻せない フィルムが今、音もなく千切れた

君といた日も 愛した証も
夢の続きも 蒼天の出会いも
全て無になって 全てを忘れて
何もなくなって 全部なくなって
「残したことは?」長い針が問う
「何もないよ」って涙を拭った
いつもと同じ 変わらない太陽
これで終わるんだ ひどく冷える夜明けに

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