ありのままの世界を憂う手の冷たさは
苦笑いの温もりと秤にかけて整った

君が笑い僕に触れ明日を知らず止めた指
青空に見た祈りと覆い隠すような願いと

帰る場所など既に失くしているのはもう知ってるんだって
いつも何度繰り返しただろう
掴んだと思えた確信も泡か骨かのように消えてった
痛みを覚えた

戸惑いつつ降る雨を見る君の目に戸惑う
どんな言葉や涙も当てにならない未来さ

掴む腕 残る傷 噛み締めた肩の味
死ぬまで慈しむだけ 生きながら爛れるだけ

嘘と誠の是非を分かって それがどうしたんだと悟って
そうさいたって当たり前の事だろう
水がただ流れ落ちるように何も情緒抱いちゃいないさ
目を閉じるよ

帰る場所など既に失くしているのはもう知ってるんだって
いつも何度繰り返しただろう
掴んだと思えた確信も泡か骨かのように消えて

偶然を重ね巡り逢って必然のように去っていった
そうさいたって当たり前の事だろう
雑念と戯れるようになって受け入れた恍惚の美談が
僕を汚すよ
痛みは忘れた

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