そんな詩は僕には書けない
そんな嘘は僕にはつけない
無口な部屋で時計は渇いた時を刻む

どこの国のモノかも知らない
いつの時代のモノかもわからない
曖昧な色でフィルムは今に過去を伝える

白くまだ白く煌めく氷の結晶が
眠る森を包むまで
一つまた一つ生まれ滅びる命が
長い旅を終えるまで
探している 流れる水を見て
映した 真実の鏡で
願っている 涙を集めて
歩いて来た 影を未知に落として

そんな詩は僕には書けない
そんな嘘は僕にはつけない
無垢な世界で時計は儚く時を刻む

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