ある朝、窓の向こうを覗いたら
小さな箱がポツンと泣いてる
なんだろう?少し気になり始めて
ドアを開け外に飛び出す
中を見ると 震える子犬だった
まだ何にも 気付いていないみたいだ
そっと手を差し出してみると
嬉しそうに舌を出した
「お前は捨てられたんだ。」と伝えると
瞳の奥に闇が見えた
だけど彼は何も無かったかの様に
走り出しておどけて見せてる
悲しい事実にさえ気を遣って生きてる
そんな痛々しい姿を見て
思い当たる事を言ってみても良いかな?
周りにそうゆう人は居ないかな?もしくは君なのか?
やつれながら彼はまだ走ってる
笑いながら怯えながら
無責任な理不尽を恨むより
今を走れ今を越えるんだ
悲しい事実にさえ気を遣って生きてる
そんな痛々しい姿を見て
思い当たる事を言ってみても良いかな?
周りにそういう人は居ないかな?もしくは君は?
それでも時々は壊れた方が良い
彼だって知らない人にほらまた噛み付いた
ある朝の……話さ……ある朝の
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