重ね重ね色付く浮世の中 漆黒の拒絶に酔う僕は
君の影を追い掛け…己が影に飲まれて…
重ね重ね色付く浮世の中 漆黒の拒絶に酔う僕は
明日を遠ざける様に 逆巻く迷子の迷子
ゆらゆら揺らめく薄紅が 二人を分かつ風となり
藻掻き足掻き手にしたモノは 思い出ひとひら…
声がする…声がする…
君を見失った僕の胸に刺さる
ソレは優しい「涙唄」
「行かないで」
「ずっと傍に居て」
「独りに なるのは嫌だ」
虚しく卯月の空に舞う 言の葉…蒼天に散る
ゆらゆら揺らめく白銀が 僕を縛る枷となり
藻掻き足掻き手にしたモノは 薄紅の刻
声がする…声がする…
君を見失った僕の胸に刺さる
ソレはやさしい「涙唄」
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