声を…その声を聞かずに
吹き消してしまったこの子の命
指折り数えた十月十日
声に...声にならぬ叫びが
この身体の内から溢れてしまう
脚を伝う朱い涙…
かごめ かごめ
籠の中の鳥はいついつ出やる
夜明けの晩に鶴と亀が滑った
後ろの正面誰ですか?
奈落の底へ堕ちる
刹那垣間見たその笑みに
人と言う仮面に隠れた夜叉を見た...
私が...あの人が...この子が一体何をしたの?
解らぬままに膨れ上がる積怨
「人を呪わば穴二つ」
それが私の見つけた涅槃...
荒れ澱む葬頭河の深みを
一緒に渡りましょう…
代価は安息 得たのは悔恨の涙
垂れ流したこの命と共に私達も行くわ…
ごめんなさい…
でもありがとう…
さようなら…
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