曝された夜、泣き濡れた顔。
月まで遠く、窓越しの闇。
私まるで終演のガールフレンド。
シナリオ通り踊り踊らせて。
穴が空くほど見詰めた時計。
探す秒針、戻らない夜。
私の声、驚く程弱く細く、すぐに途切れてしまいそう。
冷めない筈の熱まで奪わないでよ。
まだ眠れないよ。
ルラリ、ルラリ、溶けて、消えて、箱の中。
まだ残ってるの。
甘く揺れる、あなたと私の香り。
今、冷たくなってる白いシーツに私の絵を描こう。
あぁ…あなたの香り、少しずつ私と混ざってゆくように。
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