落伍者の絞り出す声
「香り高いスープ」
人の道はそんなんじゃ
ないことぐらい知っていたよ
テーブルには名札が置かれ
カードがきられ
抗わなけりや
知らぬまに全てが過ぎてく
メキシコには逃げられない
風吹く丘 何も見えない

菜食主義を気取ってる
けぱだつ若者は
オートミールのようなもの
ばかりを食べている
ニヒリストの彼は神の
存在を信じない
誰かの不幸をおかずに
知ったかぶりを繰り返す
メキシコには逃げられない
風吹く丘 何も聞こえない
さらば友よ さらば友よ
悲しまないで
時の流れに 忘れないでくれ
信じていたはずのものに
打ちのめされて
無情に吹き殴る 雨が切り裂いて
裏切り捨てられ 社会に弾かれ
唾を吐き捨て
見知らぬ日が訪れようとも
友よ とまどう事はない
そこには何もない
そこには何もない
あるはずがない あるはずはない
妄想ばかりの
パカにはなりたくないんだ

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