戦火を間逃れたこの場所を
星降りの丘と親しんで
亡き父母、友を弔い密やかに
慎ましやかに鎮魂歌 歌う。

陽炎の揺らぎ、篝火の向こう。
閉ざされた瞼、
―そこに何を思う?

カミサマなんているかしら?
不意に君が尋ねるから
言葉を濁した、僕。
俯き陰る横顔が、
若草色のブラウスが、
-赤く染まる前に。

行く先は告げず、
華奢な手を引いた。
…物憂げ、溜息濁した君も
素敵だけどね。

妖精銀のロケットは空を仰ぐ
争う事も憎しみすらも
振り切って高く、高く。
僕らの街が赤く光って夜に融けた。
下弦の月のブランコを揺らして。

―君の笑顔を燃料に変え、
涙を星屑に変えて。―

星々の隙間を縫って
か黒い雲を引き裂く様に
月球儀とブリキで出来た猫も連れて行こう。

妖精銀のロケットは夜空に成る。
目隠しのまま、君が笑って
あとどれくらいかと問う。
丸窓の向こうがエーテルで満たされたら
いつしか痛み、泡になって消えた。

―君の笑顔を燃料に変え、
涙、星屑に変えて。―

変えて、
換えて、
代えて。

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