赤い扉、歪んだ蝶番。
黒い椅子、疑視 義肢、軋む。

その腕が出口を探る。
窓枠の手垢が語る。

その指がピアノ弾けば
墓守りが死骸を焼く。

耳障りな黙秘、諾う者達。
醜い肉塊も形成せば芸術かい?
嘘に劣冗句、熟れた腫瘍。
――全て、切り落とせ。

その声が、その言葉が、
意味を成す。一つ一つの欠片。
故に、僕らは縛られている。
ただ、生かされている。

青い子等は、右の壁に。
緑の子等は、左の壁に。

不安定な瞳孔、目覚めない赤子
箱詰めの支配を矯めつ眇めつ。
失語症の少女、恋患い
―ー全て、切り落とす。

いつか、大人になる頃、
一つ、優しい嘘をつこう。
どこかにいても、何をしてても、
つきまとう死の衝動。
昨日のお話の続きをしましょう?

だから明日は笑ってくれないか。

今はまだ、稚拙だけど
あの曲を弾いてみよう。
空に音階。符割り、ふわりと
ほら、唄ってみせて?

約束は苦手だけど
またどこか遠い国の方隅で、
至上の花が咲いた頃には
其処で会いましょう。

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