行く宛ては不安
先行きは不透明
視界は不明瞭
瞬きは不規則

曖昧な安寧
憂鬱な退屈
味気の無いガム
デスクの上に冷めた紅茶

迎えの来ないボール
取り残されたシューズ
鉄の味の右手
砂の下に冷たいガールフレンド

磨り減る様な自転の速度で、
声は掻き消された。

会えないのはただ、苦痛で
会わないのはただ、矛盾だ
酷く寒い日の午後には
窓際で声をかけた

ほら、僕にはまだ世界を
赦せる程、大人になれない
明日の朝が訪れて
置き去りの今日に花を送るんだ。

ハニーストーンの街並みに
2度目の夏が訪れる。

磨り減る様な自転の摩擦で
みんないなくなった。

聞き馴染んだその口癖、
嘘をつく時の瞬き、
切り分けたケーキの苺を
一番最初に頬張ることも

記憶の映画館の隅で、
微笑って観るのはイヤだ
それが強くなるって事なら
僕は弱いまま「僕」でいたいんだ。

明日の朝が訪れて、
置き去りの今日に花を―。

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