A merchant and a red flower.
amber gris
word: 手鞠 music: 手鞠
『The collapsing garden.-顛末には最上の花を-』収録
|
|
ほら、また報せが届いた。
渇いた喉を締め付ける様な
すれ違う移民の子らも
行く先さえ知らぬのだろう。
逆巻く砂塵に臆する事無く、
隊商は西へ進む。
足跡、たちどころに風にさらわれて
消え行けど、それも運命でしょう。
華やぐ日々に誂えた
リースがそれを飾る
さよなら、風葬の果てに
尊き人の下へ。
運綿と続く金色の海原の先
何を見るでしょう?
傷癒えぬ者の灯火が
煽られ消える夢を見る日々。
その両の手のひらは涙を拭うにも、
一掬い水を汲み、そして差し出すにも、
況してや傷口に優しく触れるにも、
些か血に砂に汚れ過ぎたのでしょう。
砂漠に咲く赤い花は
凍える夜に花開く
涙を糧に根を伸ばし
憂いを讃えている。
砂漠に咲く赤い花を
一輪、君に譲ろう。
一夜に消えた亡き国の愛しい人に。
弔いに、
手向けに。
歌詞リンクURL ⇒
※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
The collapsing garden.-顛末には最上の花を-へのコメント
まだコメントはありません
amber gris 歌詞一覧を見る
『The collapsing garden.-顛末には最上の花を-』 収録楽曲一覧を見る
amber gris アルバム一覧を見る
歌詞リクエスト・歌詞やアーティストへの要望
amber gris
アーティスト情報一覧を見る
amber gris
アーティスト情報一覧を見る
アーティスト情報一覧を見る
ROCK LYRICをフォローする!
フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。