何処か 深い、深い森の静寂に
佇む 心音の調べ。

光 遮る高い木々は沈黙し
誘う、白昼夢へ。


それは痩せた手足、抱えた膝、細い指先。
撫でる硝子で隔てた黒い雨。
それを、私は見ない。
目を反らして拒絶するだけ。
泣き声が止むのを、待ちわびるばかり。


キミの『風の便り』に睫を濡らした日。
帰れないと知った。
繋ぐ手のひらを自ら離した月夜を、
それは酷く、酷く悔やんだ。


あれは鉄の嘶き、嘆く子供、響く足音。
ゆらめいて崩れ落ちる影法師
それを、私は見ない。
口を噤んで息を殺すだけ。
泣き声が止むのを、待ちわびるばかり。


どこか 暗い、暗い森に抱かれて

羽化を拒む、わたし

ひ と り。

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