土砂降りの午後
紫陽花の葉にカエルが踊れば
雷は鳴りを潜めて
干上がる路上

沈まない夕陽
キャンセルした予定
辛辣な彩りに
ロゴスが壊れる時

虚ろな空の下で
君を待ち焦がれている
僕は名前を捨てた
ステンレスの空缶

六月には眠りを止め
零れた星に満たされた体は
ピカリ光る
白熱の疼きに悶えている

魅惑なノンレム
夢はどこに咲く
うんざりな夜にまた
パトスが暴れる度

虚ろな空の下で
君を待ち焦がれている
僕は名前を捨てた
ステンレスの空缶


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