なぜか浮かんで来たのは
見たこともない田舎の風景

足の下には堅くて冷たい
昔からなじんだアスファルトが
月に照らされてる

揺れる稲穂と赤と黒のランドセルが今 並ぶ
笑顔で手を振る白い割烹着の夕暮れ時 笑う

息を切らして走り続けてる
とまらない電車の窓の外
見たこともない田園風景
なぜか懐かしさがこぼれた

ふと目覚めれば空しくも
跡形もなくのしかかる喧噪

足の下には堅くて冷たい
色とりどりに輝いたアスファルトが
ライトに照らされてる

揺れるネオンに赤と黒の欲望が渦巻く 都会で
僕は何をすればいい あの子はなぜ笑っているの 一人で

息を切らして走り続けてる
止まらない電車の窓の外
見たこともない田園風景
なぜか懐かしさがこぼれた


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