いつかまた会えるなんて
言えずにただ汽車を待っていた
夜の乾いた風にも
背中を押されて泣きそうだ
揺れながら踏み出した
冷たいシートの隅に埋まって
窓のフレームには距離を置いて君が
小さく手を振る姿 やがて人の渦にかき消されてゆく
すれ違うフラッシュが焼きついて
真っ白く時を飲み込んだ
夜の乾いた風音に
乗り継いで耳を傾ける
揺れながら浮かべては消してく
柔らかい場所に目を閉じた
茶色いソファ ギターと寝ころんだ君の
隣に落ち着いて眠る 夢は特別なお話
そのまま君の優しさに頼っていたら
あたしはきっと目覚めなかった
朝がこんなにもキレイで
ありのままを包み込むから
いつかまた会えるなんて
切り立ての髪揺らしてつぶやいた
窓のフレームには色づいた木々と
懐かしい眺めが広がって伸びる
あたたかい風が呼んだメロディの中を
泳いで息を吸い込んで
踏み出した跡 真っすぐに続く
思い出すたび強くなれるよ
君がくれた歌には魔法があるから
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