聖なる夜の占いでは
解き放たれた天使たちが
雲の底に
矢を放つという

聖夜に静かに雪が降る
はしゃぎ腕組んだ二人にも
背を丸めた絶望の人にも

鈴の音は
足跡みたいに
記憶の雪道を
踏み締め
続いている
たどって行こう
君の街まで

「聖夜の夜」 ふとたちどまったのさ
「無神論者が」 贈り物を買った
「包みますか?」 ぜひ つつんでくださいね
「あたたかく」 大事な人を
聖夜から 春まで

「天気予報のお知らせでは
仕事を終えた天使たちが
キャンドルに火を灯してるという」

イルミは
かなしいくらい
照らすよ
人々を
真っ白な風景
歩いて行こう
君の街まで

「ラララララ」 人込みにまぎれても
「ラララララ」 いいことのみあれと
「ラララララ」 たとえ何を信じようと
「ラララララ」 思うことは
「聖夜の夜」 ふとたちどまったのさ
「無神論者が」 贈り物を買った
「包みますか?」 ぜひ つつんでくださいね
「あたたかく」 大事な人を
聖夜から 春まで
ああ
聖夜から春まで


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