冷めた雨と共に 狂い出した歯車達
霞みゆく華やいだ季節
置き去りにした心は あの頃のまま消えない

この痛みと共に葬って 埋めてしまうこともできたわ
掘り返すのはひと時も あなたを忘れたくないから

届きたいのに胸の中を すり抜けていく
変わらない想いはいまでも 口に出せない

揺れる青い炎 瞬きさえ惜しいくらい
この身体に深く刻んで
覚悟はできているから 目に焼き付けて印すの

近付きたい敏い眼差し 何よりも気高く愛しい
失うことがあまりにも怖くて 飲み込んだ言の葉

何度も唱えて祈るよう 歌い続けた 枯れるまで
命削り舞うあなたのように

小さな箱の中叫ぶ
「どうして一人なの?」
あなたは別れも告げず
海の向こう羽ばたいて行くのね

訪れる終わりはいつだって 唐突で呆気ないものなの?
蔦に巻かれて軋む胸 いっそのこと息の根を止めて

例え蕾のままでもどうか 私のことを忘れないで
命燃やす様に歌っているわ

幾度時が巡っても また逢えるなら
変わらない想いをあなたへ
打ち明けさせて

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