気付けば1人 人混みに揺られ
僕は流れる
夕の寺町

見慣れたアーケードを2つ目の角に
後ろ姿を見たような気がした

僕は1人じゃ迷っちゃうのに
手を引く君が居ない

さよなら
まだ響いてる
君の最後の声が
いつか教えてくれた
9番出口で待つよ

いつかの2人 四条大橋
右手ははぐれた
川を隔てて

弱かった君を強がらせてた
僕は気付けず
あの日泣かせた

「嫌いになったわけじゃないの」
続きは言わないで

さよなら
優しい嘘が
ずっと続くはずだった
キミをいつも待たせた
9番出口に立つよ

離れたくない
言えないけど

さよなら
思い出揺らして
遠く終点の先
僕は君が好きでした
1番近く居たかった

さよなら

気付けば1人 君からの出口
涙流れる
雨の河原町


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