寝ている無より
朝 目覚めたときの絶望が勝るとき
人は死にたくなる
あの日境に 僕の唯一だった
歌が行き場をなくして鳴り止んだ
この先もずっとこの胸は痛むんだろう
生きがい 無くして 心を 無くして
全てを忘れるなんて 耐えられない
今夜夢を見れたら
何も変わらない過去の風景のまま
愛の歌も恋の歌も口にしたいけれど
今の僕じゃ届かない
せめて夢を見れたら
病気も悩みも無いあのときのような
せめて夢で 僅か夢でいい 見れるかな
ボロボロの枕で
綺麗な空を見たら自分の目の中のゴミがふわふわと舞い己の濁りを知る
綺麗なものを見れば自分の汚さを思い知る事ばかりで嫌になる
この先の僕は何を描けばいいだろう?
不幸も幸せも絶望も欲望も
全てを描き生きるしかないなら
どうか ああどうか
許してください
綺麗な歌がもう二度と生まれないこと
続いていくこと
夢描けなかったことを
今夜夢を見れたら
何も変わらない過去の風景のまま
愛の歌も恋の歌もまた溢れるだろう
この心を叫ぶだろう
だから歌っていなきゃ
こんなに惨めな僕をまだ待つ人へ
夢を描く資格は無いが 見れるかな
ボロボロのマイクで
夢を見れたら
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