君が喜ぶものは
僕が喜ぶものに
知らず知らずのうちに
頬が綻んでいて
あたりまえのように秒針が進んだ
一生分の花束や
山程積まれたダイヤじゃない
富とか名誉の秤なんかじゃ
計れはしないもの
愛と呼んだ

“素敵なものは飾りじゃなく
滲み出てくる言葉が素敵なの”
屋上フェンス越し
空を仰いだ
夕焼けに染まる白い肌
君は素敵だ

飾らない言霊が見えた
ゆらゆら煌めいて
心のドア
いつも楽しそうにノックした
つられて
僕も知らない
僕で笑ってたよ

時間の中を飛ぶ蝶とか
四次元空間跳ぶカエルや
目に見えない事で
わくわくしてたんだ
ふたりだけのもの
愛と呼んだ

“綺麗なものを綺麗だと想える心が
いちばん綺麗なの”
屋上
夕焼け
空をバックに
潤んでた瞳
赤い頬
君は綺麗だ

君と言う言霊が見えた
キラキラ眩しすぎて霞んで
美しさとは
また会いたいと
遠くで光る

飾らない言霊が見えた
ゆらゆら煌めいて
心のドア
いつも楽しそうにノックした
つられて
僕も知らない
僕で笑ってたよ


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