2016-12-31
BUCK-TICK、ツアーファイナルの日本武道館公演にてデビュー30周年記念プランを一部発表
BUCK-TICKが12月29日(木)に東京・日本武道館にて、全国ツアー『TOUR アトム 未来派 No.9』のファイナル公演を行なった。12月29日にBUCK-TICKが武道館公演を実施するのは今年で17年連続。本公演はニューアルバム『アトム 未来派 No.9』を引っ提げたツアーの最終公演であり、アルバムの世界観を緻密かつダイナミックに表現した渾身のステージで、SOLD OUTした会場に集まった10,000人の観客を魅了した。
2017年9月よりデビュー30周年に突入するBUCK-TICKは、そのステージ上でAnniversary Yearのプランを一部発表した。終演後の大スクリーンに映し出されたのは、Anniversary Best Albumのリリース、『Anniversary Special Live』と題した単独野外ライヴを9月に東京・お台場野外特設会場J地区で開催。『THE DAY QUESTION 2017』12月23日群馬県・高崎アリーナ、12月28・29日日本武道館公演2DAYSを含む全国ツアーを10月よりスタート。そして2018年春にニューアルバムをリリース。会場は数々の胸躍る発表に歓声を挙げながら、“And more…"の文字に更なる期待を寄せる。最後に流れた“See you on 2017. Anniversary Year"のメッセージが、大いなる期待と興奮を煽った。
ライヴ本編は、アルバム『アトム 未来派 No.9』の楽曲を中心に、組み込まれた過去曲は「Baby, I want you.」「MY FUCKIN' VALENTINE」「メランコリア-ELECTRIA-」の3曲のみというセットリストで、アルバムの世界観を濃厚に魅せた。人工心臓を模したオブジェがメンバーを待つオーディエンスの胸の内とシンクロするように鼓動する中、ステージにメンバーが登場。星野英彦(Gt)が力強くかき鳴らすアコースティックギターと、今井寿(Gt)のエレキギターが描く鮮やかなコントラストに、リズム隊がずっしりと重なり「cum uh sol nu –フラスコの別種-」で幕が開けた。
続く「PINOA ICCHIO –踊るアトム–」ではやる心に火を点け、同じビートトラックで繋いだ「美 NEO Universe」と「Baby, I want you.」で大爆発。序盤で一気に会場のテンションを最高潮まで引き上げた。
アルバムの深遠なる世界にどっぷりと沈めたのは「El Dorado」。オープニングでは鼓動する心臓のようにグラフィックで見せていた白いバルーンのオブジェが、蝶が羽根を開くように、大きな花のつぼみが花弁を開くように変態する。今回のステージも鮮やかなグラフィック、照明が効果的に各楽曲のストーリーを物語る。
「ツアーも最終日なので、僕たちも思いっきり楽しみたいと思います。どうかみなさん、歌って踊ってください」。櫻井敦司(Vo)のMCでスタートした中盤戦は「メランコリア-ELECTRIA-」「DEVIL'S WINGS」とヘヴィなダンスチューンを畳み掛ける。「BOY septem pecata mortalia」では、「もっと…僕はもっとほしい!」と欲望を暴走させる櫻井の生足が露わになったり、今井が寝転がったままギターをプレイしたりと、オーディエンスの心を翻弄する。
ヤガミ・トール(D)がバスドラを高らかに打ち鳴らす「FUTURE SONG –未来が通る-」では、櫻井と今井のツインヴォーカルがパワフルに突き抜け、人魚姫が主人公の「THE SEASIDE STORY」では、このツアー中、回を重ねるごとに妖艶さを増していった櫻井のパフォーマンスの集大成を見た。星野と今井が共にアコースティックギターをかき鳴らすラテンナンバー「Cuba Libre」は、太陽が熱く照らす異国の地へと、「曼珠沙華 manjusaka」は真っ赤に染められたステージが、美しくも儚い幻想的な世界へと連れていく。そしてまだ見ぬあちら側へと誘ったのは「愛の葬列」。深い余韻を残し、本編を締め括った。
アンコールは、櫻井のヴォーカルと今井のギターのユニゾンによる「白鳥の湖」が印象的な「キラメキの中で…」、樋口豊(Ba)のズシリとしたベースラインが心を揺らす「見えないものを見ようとする誤解 全て誤解だ」、櫻井のシアトリカルなヴォーカルで釘付けにした「無題」と、本編とはまた違った世界観を刻み付けていく。
鳴り止まないアンコールにメンバーが再び登場すると、「天使は誰だ」「形而上 流星」「ROMANCE」の3曲を披露。櫻井が2017年から突入するデビュー30周年に触れ、感謝の言葉を述べた後、メンバー紹介をすると、「みなさんにとってまた来年素敵なコンサートが見れるように。本当に幸せな一年であってほしいと思います。みんながみんな幸せな一年であってほしいと思います。みなさんの輝かしい未来のために1曲」と、最後に「NEW WORLD –beginning-」を放ち、約2時間半のステージは大盛況の中、終了した。
1987年のデビューから2017年まで、不動のメンバーで進化し続けてきたBUCK-TICK。そして、彼らを支え続けてきたファンと共に迎える30th Anniversary Yearの幕開けに期待が高まるばかりだ。
text by 大窪由香
photo by 田中聖太郎
【セットリスト】
SE
1.um uh sol nu -フラスコの別種-
2.PINOA ICCHIO -躍るアトム-
3.美 NEO Universe
4.Baby, I want you.
5.MY FUCKIN' VALENTINE
6.El Dorado
7.樹海
8.メランコリア-ELECTRIA-
9.DEVIL'S WINGS
10.BOY septem peccata mortalia
11.FUTURE SONG -未来が通る-
12.THE SEASIDE STORY
13.Cuba Libre
14.曼珠沙華 manjusaka
15.愛の葬列
EN1
1.キラメキの中で…
2.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
3.無題
EN2
1.天使は誰だ
2.形而上 流星
3.ROMANCE
4.NEW WORLD -beginning-
■ファンクラブ限定LIVE『FISH TANKer's ONLY 2017』
1月21日(土) 神奈川:CLUB CITTA'川崎
1月22日(日) 愛知:名古屋ダイアモンドホール
1月28日(土) 東京:Zepp DiverCity(TOKYO)
1月29日(日) 宮城:仙台Rensa
2月04日(土) 福岡:福岡DRUM LOGOS
2月05日(日) 大阪:大阪なんばHatch
※ファンクラブ限定LIVEのため、一般発売はございません。
【関連リンク】
BUCK-TICKオフィシャルサイト
BUCK-TICK、全国ツアー「TOUR アトム 未来派 No.9」に熊本公演追加決定!
BUCK-TICK、29周年記念日にこれまでの歩みをMVで振り返るLINE LIVE特番を放送
BUCK-TICK、3度目の「CLIMAX TOGETHER」が大盛況のうちに終幕
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
BUCK-TICK 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
燃えこれ学園「1月度つうしんぼユニットSP!」公演で山田みつきが見せた光と闇、...2024-05-15
-
MUCC、New Single「愛の唄」Music Videoプレミア公開!2024-05-15
-
Petit Brabancon 、8月7日7曲収録2nd EP「Seven Garbage Born of Hatred」リリース2024-05-11
-
HIROTO(アリス九號.)がソロ本格始動。2024-05-11
-
シド、マオによるソロアルバム『habit』よりリードトラック「ROUTE209」先行配信...2024-05-08
-
Rides In ReVellion9周年主催イベントを大阪BIGCATにてvistlip、RAZOR総勢6組を...2024-05-08
-
チャーミングなVTuberギタリスト“猫音みる”、調べてみたらとんでもないことをや...2024-05-07
-
MUCC、New Single「愛の唄」ジャケット公開!アーティスト写真も新たに。2024-05-07
-
vistlip、新宿BLAZEでのラストワンマンライブ開催2024-05-07
-
ミスイが、煽り曲『グルグル巻き』のみを演奏し続ける単独公演を発表!!2024-05-06
-
vistlip、7月に海(Gt.)とYuh(Gt.)のバースデーライブ開催を発表!2024-05-06
-
来夢(キズ) SORA(DEZERT) による“子 ギャル”hide Cover がYouTubeにて公開2024-05-06
-
有村竜太朗(Plastic Tree)、逹瑯(MUCC)が2マンライヴイベント「有村竜逹瑯」...2024-05-06
-
Visual Rock専門ラジオ番組「#V系って知ってる?」 第20回ゲストとしてキズから...2024-05-06
-
umbrella、柊(G)生誕祭ライヴをheidi.を迎えてツーマンで開催決定2024-05-01
-
Zeke Deuxの最新ビジュアルは、古の軍服姿。そこへ隠された意図とは…。2024-05-01
-
MUCCの逹瑯 LIVE HOUSE TOUR [The COLORS] LIQUIDROOMライヴレポ2024-04-30
-
SHAZNAの30周年公演は、30年間の歩みを彩る名曲ばかりが並んだ神セトリ公演。2024-04-27
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者