2018-03-17
umbrellaが、TSUTAYA O-WEST公演で仲間たちと約束した想いと絆。
今から8年前となる2010年3月14日、umbrellaは初めて人前で、その音を降らせた。
2018年3月14日、あの日からちょうど8年目、umbrellaはTSUTAYA O-WESTを舞台に「umbrella ONE-MAN【Chapter.6「 傘が生まれた日 」】」を行った。
この日のライヴでumbrellaが提示したのは,8年間の集大成ではなく、8年が経過した今だからこそ描ける前を向いたumbrellaの姿だった。
その姿は、冷たく降り注ぐ雨の中で祈るようにも見えていた。
厳かな音色を重ね、場内へゆっくりと音の波紋を広げるように『スロウレイン』を奏で、umbrellaのライヴは幕を開けた。
柊のギターの刻むカッディングビートへ、将の躍動したドラムの昂りへ導かれるように走り出した『Frontier』。
唸る春のベース。勢いを倍加させるように、『スカイフィッシュ』がフロア中の人たちの背中へ飛び立つ羽を授けた。
荒ぶる演奏に合わせ跳ねる観客たち。魂へ着火した炎は、確実に熱を帯びてゆく。
「けっして終わることのないumbrellaを見届けてください」。
唯の言葉に続いて届けたのが、結成当初に生まれた『「月」』。
あの頃から彼らは、内側から沸き立つ想いを楽曲に乗せ開放していた。
放熱した演奏の上で感情を解き放つように歌う唯の姿がそれを物語っていた。
UKロックの影響も投影、重厚な音の雨が降る中を駆け続けた『WALK』。
「もっといこうぜ!!」わだかまった感情の鎖を引きちぎるように、雄々しく歌と演奏をぶつけた『ヨルノカーテン』。
弦楽の音色も挿入、umbrella流交響曲『軽薄ナヒト』が、フロアー中の人たちを心地好い熱を抱いたウネリの中へ巻き込んでいった。
「8年頑張ってきたら、このステージに立っていました。
人前に立つことが苦手だった僕が、今、ここに立てている。
そのことで、一つでも想いが伝わったら…。
また新しく歩きだすumbrellaをよろしくです」(唯)
大きく腰を揺さぶる心地好い衝動が広がりだした。
四つ打ちのダンスビートとエレクトロな要素をシューゲイズしたギターサウンドへミックス、umbrella流の退廃に満ちたダンストラックの『アンドロイドと果実』。
ノイズ交じりのザクザクとした攻撃的な演奏を通し、気持ちを昂揚させた『Labo』。
umbrellaは、熱狂の絵筆で、観客たちの理性をどんどん塗り替えてゆく。
「今から本領を発揮します」(唯)の声を合図に飛びだしたのが、熱を振りまき疾走する『SCAB』だ。
激しく駆ける演奏とシンクロするように、気持ちもどんどん駆け上がってゆく。
歪んだ音の中へ身を浸していることが、とてもとても心地好い。
ヒステリックでフリーキーな『Witch?』が、感情の螺子を狂わせた。
それは、イッちまっていいんだぜというumbrellaからのサイン。
熱狂に身を焦がす観客たちへ届けた、雄大な音の景観を描く『永久地図』。
火照った意識が、とろけそうだ。むしろ理性が溶けてしまうくらいが、今は丁度いい。
「この空間を、みんなで共有できたのがすごく感慨深いです。
umbrellaは前しか向いてないんで、安心して会いに来てください」(唯)
勇壮な気持ちへ心を掻き立てた、『東へ』。感情的な唯の歌声が、痛い優しさを持って胸に突き刺さる。
「お前ら、今日は一緒に歌おうぜ」。
つねに会場中の人たちの心を興奮と熱唱へ導き続けてきた『アラン』の登場だ。
ネガティブな感情をすべて拭い去るようにぶつけた開放的な演奏、フロア中の人たちと唯が共に歌声を交わしてゆく姿の、なんと壮観だったことか。そして…。
「みんなの記憶にまだまだ刻んでいこうと思ってる。
去った人も新たに出会った人も、僕たちは家族だと思っています。
これからも絆を深めてください」(唯)。
最後にumbrellaは、想いを優しく呟くようにメロウな『「管」』を奏で、大切な仲間たちとの絆を、より深く結び合っていった。
「音楽で繋がりあえるのって、時間のかかることじゃないですか。
こうやってみんなと時間と音楽で生まれる感情を共有出来ることがすごく楽しくって。
死ぬまでこういう時間を一緒に過ごしていきたいし、僕の人生をあげるので、みなさん、これからもよろしくお願いします」(将)
「俺らumbrellaの音楽を作って披露することをずっとやってるんですけど。
みんなが、日々の生活の中の一つの逃げ場としてumbrellaを受け止めてくれていることが嬉しいんですよ。
ここに一つの居場所を置いていることを実感できているのが、 8年間途切れずに逃げ場を作れていることが嬉しいです」(春)
「音楽をやりたいのに、なんで音楽以外のことで悩むのかという時期も過去にはありました。
今日、目標にしていたTSUTAYA O-WESTでワンマンが出来て嬉しいです。
これからも楽しい音楽をしていきましょう」(柊)
「ホントに人一倍ネガティブで劣等感が強い性格なんですね。
でも音楽を始めて、少しずつ自分の居場所を見つけ、それをずっと続けてるとこうなれるんですよね。
ちょっとは前向きになれたかなと思います」(唯)
アンコールで演奏した『Door』を通し、場内に作り上げた心一つに揺れあった光景。
umbrellaはまだまだ進化の過程だ。
彼らがしっかり前を向き続ける以上、この興奮と出会う機会は、これからもたくさん生まれ続ける。
その意思を4人は、8周年のライヴを通して伝えてくれた。
umbrellaは、5月30日に、これまでの歩みの集大成であり、新たな進化論も唱えたアルバム『ダーウィン』を発売する。
この日のライヴで見せた進化の片鱗も含め、彼らの音楽(生きざま)が、どんな風に進化の変遷を作品へ投影してゆくのか楽しみが増えたのは間違いない。
Text:長澤智典
Photo:Reiko Arakawa
■umbrella ONE-MAN【Chapter.6「 傘が生まれた日 」】-セットリスト-
1.スロウレイン
2.Frontier
3.スカイフィッシュ
4.「月」
5.WALK
6.ヨルノカーテン
7.軽薄ナヒト
8.アンドロイドと果実
9.Labo
10.SCAB
11.Witch?
12.永久地図
13.東へ
14.アラン
15.「管」
ENCORE
1.Door
<リリース情報>
■5月30日(水) Release 1st full album「ダーウィン」
01.anima
02.ヨルノカーテン(Darwin_ver.)
03.SCAB
04.ヤマアラシの涙
05.ミラーガール
06.hollow
07.五月雨(Darwin_ver.)
08.O3
09.叩けば誇り。
10.アラン(Darwin_ver.)
11.夕立
全11曲
価格:3000円(税抜)
<ライヴ情報>
■umbrella 1stフルアルバム「ダーウィン」リリース記念ワンマンツアー【Chapter.7「 ダーウィンへの伝言 」】
~東京編~ 6月4日(月) 新宿LOFT
OPEN18:00 START18:30
~横浜編~ 6月5日(火) Music Lab.濱書房
OPEN18:00 START18:30
~名古屋編~6月15日(金) 名古屋MUSIC FARM
OPEN18:00 START18:30 ※名古屋MUSIC FARM30周年記念公演
~神戸編~ 6月26日(火) KOBE太陽と虎
OPEN18:00 START18:30
~京都編~ 6月28日(木) 都雅都雅
OPEN18:00 START18:30
~岡山編~ 7月1日(日) 岡山PEPPERLAND
OPEN17:00 START17:30
~福岡編~ 7月2日(月) 小倉FUSE
OPEN17:00 START17:30
~新潟編~ 7月8日(日) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
OPEN17:00 START17:30
~大阪編~ 7月23日(月) umeda TRAD <柊生誕祭>
OPEN18:00 START18:30
【チケット料金】
6月4日東京編~7月8日新潟編まで
前売り3500円 当日4000円
7月23日大阪編のみ
前売り4000円 当日4500円
【チケット先行受付】3月14日(水)21:30〜3/31(土)23:59 受付URL http://ticket.deli-a.jp/
[抽選結果確認・お支払期間] 4月3日(火)12:00〜4月9日(月)23:59
※抽選受付となります。受付期間内にお申込み下さい。
※初めてBARKS×TICKET DELIを利用される場合は新規会員登録(無料)が必要です。
ご利用ガイドをご確認の上、お申込みください。
【入場順】 ①チケットデリ先行予約チケット ②e+(4/8~発売)
■umbrella -fan meeting- 【傘の日】
6月11日(月) 南船場地下一階(大阪)OPEN18:00 START18:30
【チケット料金】前売り3000円 当日3500円
【チケット情報】
バンド物販手売りチケット(4/23新宿LOFT公演~物販にて発売)
バンド予約(4月23日10:00~予約開始 umbrella.information@gmail.com
【入場順】 ①手売りチケット ②バンド予約
■umbrella&master+mind presents umbrella 春 生誕祭 【アマヤドリ~ノンフィクション~】
4月23日(月)新宿LOFT OPEN 18:00 START 18:30
【出演】 umbrella、UCHUSENTAI:NOIZ、Mr.ChickenHat Timers
【チケット料金】 前売 3,600 / 当日 4,100 (入場時ドリンク代別途)
【入場順】 ①Aチケット(e+プレ)No.001~※受付終了
②Bチケット(e+一般)No.001~ ※発売中 https://goo.gl/Y14oV8 ③当日券
umbrella オフィシャルサイト
http://xxumbrellaxx.com/
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
1つ前のコメントの方へ
「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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