2016-10-13
“DIV”というバンドが存在していたという決して揺るがぬ事実を深く刻み込んだ日比谷 野音ラストライヴ
DIVが初の日比谷野外大音楽堂ワンマンライヴにて、ラストライヴを終えた。日比谷野外大音楽堂でのライヴを発表したのは、2015年11月7日に行われた渋谷TSUTAYA O-EASTでのワンマンライヴでのこと。その後も今年3月に2ndミニアルバム『EDR TOKYO』をリリースしてからワンマンツアーを敢行、さらに8月13日からは今年2度目のワンマンツアー“Ready to DIVE”も行うことで日比谷野音に向けて勢いを増していくばかり…と思っていた矢先、衝撃的な発表がなされたのは8月8日だった。“DIVは日比谷野外大音楽堂公演をもって解散する”という知らせは、ファンのみならず彼らを知る多くの者に驚きを与えたはずだ。
最後の勇姿を絶対に見逃すまいと、日比谷野音に集まった大観衆。その見つめる先にあるステージ後方のモニタには、開演時間までの残り時間が表示されていた。刻一刻と減っていく時間に、いつもなら本番が待ち遠しいという気持ちになるのだろうが、この日ばかりは“いつまでもその時が来て欲しくない”と願うファンも多かったのではないだろうか。モニタの時間が“0”に到達するとSEと照明が発動し、オーディエンスの手拍子の中でメンバーが登場する。オープニングナンバーは「ANSWER」。薄暗闇の中で華やかなライティングに照らされて、輝きを放つ4人の姿。“踏み出したその先に明日へ繋がる光はある?”という歌詞の一節は、今の彼らとファンの心境を代弁するものかもしれない。
「日比谷、刻み付けていけよ!」とCHISA(Vo.)が叫び、2曲目の「LOVE IS DEAD」へ突入。観客の1人1人がこの時間を身体にしっかりと覚え込ませるように、全力でヘッドバンギングやジャンプを繰り返す。続く「I HATE YOU」でも「日比谷、そんなもんじゃねぇよな? 後悔すんなよ!」とCHISAが煽れば、オーディエンスのテンションはさらにヒートアップ。少し肌寒い季節の野外ということを感じさせない熱気が、会場内には満ち溢れている。中盤では「漂流彼女」「SEASONS」とミドルテンポの楽曲が続き、「最後の1ページ刻んでくれ」という言葉から始まった「STORY」ではモニタに過去のライヴ写真が映し出されていく。
感傷的な気持ちに浸ってしまいそうなところで、次に放たれたのは「東京、熱帯夜につき」。デジタルなサウンドとバンドの鳴らす有機的な生音を高次元で融合させることで、彼らが打ち立てた独自の“エレクトロニック・ダンス・ロック”を象徴する1曲だ。DIVがロック・シーンに確かな爪痕を刻み込んだ1曲にファンは狂喜乱舞し、日比谷を熱帯夜に変える。改めて会場の熱気を高めた後は「神様がもしいるなら」からラストの「イケナイKISS」まで怒涛にして、一瞬に感じてしまうほどの勢いで本編は終りを迎えてしまった。当然湧き起こる、アンコールを求めての“DIV”コール。会場全体からの大きな声に誘われて、4人が再びステージに登場する。
「you」から始まったアンコールは「夏の行方」へと続き、会場にまるで湿っぽい空気を漂わせない。それは「最後の最後まで突っ走って、俺たちなりの最後をここ日比谷で彩りたい。後悔すんなよ。最高の笑顔を見せてくれ!」というCHISAの言葉に、誰もが答えていた証拠だろう。「Point of view」では「最高の4年半でした。本当にありがとう!」と感謝を叫び、ラストの「ZERO ONE」へ。最後まで長いMCや挨拶がなかった代わりに、歌に全ての想いを乗せて。そう言うかのように、モニタには歌詞が映し出される。“終幕へ向かう世界じゃないんだよ 始まりに溢れているだろう? 今も生まれ続ける新しい命”…。解散することを思っての悲しさや寂しさで壊れそうな胸の響きも、彼らのライヴや音源がもたらしてくれる感動と興奮で揺れる胸の振動も、どちらも“進むために刻む鼓動”なのだ。“DIV”というバンドが存在していたという決して揺るがぬ事実は、この場にいた全ての人にしっかりと刻み込まれた。だから今は、次なる道へと歩き始めた4人が生み出す“新しい命”との出会いを楽しみに待とうじゃないか。
そして、この日のライヴが完全受注にてDVD化されることも発表された。最後の姿を会場で見届けることができなかったファンは是非手に入れてほしい。
ライター:IMAI (JUNGLE LIFE編集部)
カメラマン:MASANORI FUJIKAWA
DIV Official HP http://www.div-official.com
DIV Official Twitter https://twitter.com/div_info
DIV LINE公式アカウント https://line.me/ti/p/%40div_official
DIV LINE公式ブログ http://lineblog.me/div/
■ラストライヴDVD完全受注生産スペシャルパッケージで発売決定!
「DIV LAST LIVE at 日比谷野外大音楽堂」
価格:15,000円+税(税込16,200円)
形態:DVD4枚組 シリアルナンバー入り三方背スペシャルボックス仕様
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*** 完全受注生産 ***
受付サイト https://div.official.ec
申込期間:201610月10日(月祝)〜2016年10月31日(月)23:59まで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
濃密な4年間を駆け抜けたDIVのラストデイ、日比谷野外大音楽堂ワンマンを完全収録。
野音のバックヤード映像を含むドキュメンタリー、始動から野音までのアーティスト写真やライヴ写真を網羅したスペシャルフォトブック付き。
【収録内容】
<10月10日 ラストライヴ DVD 2枚組>
日比谷野外大音楽堂ラストワンマンライヴを完全収録
<10月10日比谷野外大音楽堂公演メイキング>
DIVラストデイとなった2016年10月10日比谷野外大音楽堂公演の密着映像
<今夜は熱帯夜ツアードキュメンタリー映像>
2016年4月14日 HEAVEN’S ROCK 宇都宮公演から振替公演である2016年9月2日 熊本B.9 まで行われた「今夜は熱帯夜」ツアードキュメンタリー映像
<豪華フォトブックレット>
始動からラストライヴまで、歴代アーティスト写真を完全収録したフォトブックレット。
【発送予定】
2016年12月末のお届けを予定しております
販売サイト https://div.official.ec
__________________________________________________________
記事提供元:
記事リンクURL ⇒
※この記事をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。
DIV 新着ニュース・インタビュー
新着ニュース
-
止まることのない快楽と恍惚に、興奮と熱狂に、ずっと溺れ続けていた。 クルエラ...2024-11-20
-
『希望は儚き幻となりやがて赤き夜となる』。Magistina Sagaが新作アルバムを通...2024-11-20
-
vistlip、瑠伊(Ba)バースデーライブレポ2024-11-20
-
DEZERT武道館に向けたドキュメンタリー映像U-NEXTで独占配信開始2024-11-20
-
MUCCツアー初日YUKKEバースデイ公演&初のトークライヴレポ2024-11-19
-
DEZERT、Sadieツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-15
-
超満員の会場で観客たちが熱狂し続けた、Zeke Deuxの3周年記念公演の模様をレポ...2024-11-14
-
萌デンパソングのパイオニア、小池アニキことULTRA-PRISM 小池雅也の生誕祭を1月...2024-11-14
-
DEZERT主催「DEZERT PARTY」2DAYSライヴレポ、全8組の盟友たちと交わした愛の宴2024-11-12
-
過去の名曲たちを今のメンバーでビルドアップし、新録。それが、Empressのアルバ...2024-11-12
-
DEZERT、lynch.ツーマンのアンコールセッション映像がYouTubeにて公開!2024-11-12
-
11月13日(水)放送、逹瑯・団長の配信番組『いじくりROCKS!』#57 情報解禁!2024-11-11
-
室蘭KMC HALL GRAND OPENING PARTY第4弾 遊ずどカンパニー創業32周年記念イベン...2024-11-11
-
未来に向かって輝き続けよう。満員の観客たち前に誓ったSiriusのワンマン公演を...2024-11-11
-
沙藤まなか、満員の観客たちに贈られてSAY-LAを卒業!2024-11-11
-
HIROTO(Alice Nine)が12月28日赤羽ReNY αにて、自身初となるワンマンライブ開催...2024-11-08
-
Daccoの47都道府県を巡る20周年記念ツアー「そうだ47都道府県、行こう」がスタート2024-11-08
-
初の日本武道館ワンマン公演に挑むDEZERTの軌跡に密着したドキュメンタリー映像...2024-11-06
アーティスト・楽曲・50音検索
人気歌詞ランキング
新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者