SWAN SONG

明日にはもう逢えないかもしれない、二人は…そう。
生き続けたい、そしてまた君と出逢う。

もつれる足、汗ばんだ服、君は砂浜に転んで笑う。
陽が落ちれば、表情さえも僕は確認できなくなるけど。

海南風、まだそよいでる。

舞い咲く星、くるり回った、僕は見上げて畏怖するだけで。
もし今すぐ、僕の心臓が止まったら君ともう逢えない。

季節がほら、距離を縮め続け、二人は添う。
強張る頬、僕は何を言えばいい?

僕を覗く優し過ぎる瞳、君と砂浜で惚けて笑う。

大好きと言えない。

明日にはもう逢えないかもしれない、二人は…そう。
生き続けたい、そしてまた君と出逢う。

大好きと、伝えよう。

季節がほら距離を縮め続け、二人は添う。
強張る頬、僕は「愛してる!」

明日にはもう逢えないかもしれない、二人は…そう。
生き続けよう、そして「くちづけしよう。」

明日死ぬかもしれない僕が、明日死ぬかもしれない君へ。
いつだって聴かせるよ SWANSONG.
この瞬間、最高の思い出を。