碧き群生

大気圏を今突き抜けろ
鞄いっぱいに詰め込んだ
邪魔な荷物放り投げたら
迎えに行こう
此処より先へと待つ君を

ねぇ?目を閉じて
浮かべてごらん
瞼の裏側に在るのは
理由を重ねて捨てた
割り切った理想

舌打ちして拒んでも
やってくる明日は何の為?

とめどない青の行き先は
夢から覚めた現実
拭い切れない涙を雨で
隠した心はいつだって
ぬかるんでた

想定まらない
だけど人生は誰もが
初めてだってね
必要な痛みだけポケットへ
詰め込み持って行こう

背負いすぎた哀しみは
いつか君への強さと
変わるから

サヨナラ碧き群生いつか
曖昧さえも特別に
此処から先は君が刻む
足跡が存在証明

出逢いの数も別れの意味も
現在を形成するDNA
その唯一を明日へと映し
今この瞬間を強く咲き誇ろう

「楽な選択は居心地が良いからね」

他人が吐き捨てた
言葉へ染まった
君が君を捨てた理由

大気圏を今突き抜けろ
鞄いっぱいに詰め込んだ
邪魔な荷物放り投げたら
過去の傷さえ愛しくて

サヨナラ碧き群生いつか
曖昧さえも特別に
手探りで探し続けた
存在の意義

きっとそれは歩んできた
道程に刻まれたその足跡…