さっきまで目の前にいた人の背中が見えなくなる
立ち止まるぼくは世界の流れに逆らっているのだろう
現実から目を逸らしたって始まるものも終わるものもない
今この目に映り込むものがどれほど残酷だとしたって

足早に過ぎてく人の群れがぼくを弾いた
どんな未来でも今はまだ欲しくないや きみの影を探してる

ぼくから涙を奪わないでよ 悲しむ術を奪わないでよ
希望とやらがもしもあるのなら涙越しでも光るだろう

愛なんて不確かなもんに何を期待していたのだろう
見えもせず触れられもしない幻想だけ集めて飾った

音もなく崩れて砂埃が空を隠した
どんな未来ならぼくはまた欲しくなるの 生きる意味を探してる

ぼくから涙を奪わないでよ 悲しむ術を奪わないでよ
絶望の先に見える世界ならどんな闇でも光るだろう

虚ろに並べた歪な白 宿りも祈りもしないくせに
どんな未来にもきみはもういないのなら そこに影も光もないだろう

ぼくからもう何も奪わないでよ 痛みも傷も奪わないでよ
希望とやらに縋るくらいなら闇の奥に目を凝らせ

いつしか涙がぼくを包めば悲しみの中を泳げるから
きみが遺したわずかな欠片もぼくと共に溶けるだろう

虚ろに並べた歪な白 宿りも祈りもしないくせに
逆らい続けた果てにぼくは何を失うのだろう



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