2010-02-20
【小林太郎】音楽を取ったら、悪い意味でダメな人です
19歳のシンガーソングライター、小林太郎の1stアルバム『Orkonpood』が、いよいよ全国リリースされる。孤独を炙り出すような歌詞とダイナミックなメロディー、そして何よりあらゆる時代もジャンルも食うような力強い声は必聴!
──天性の歌声だと思うのですが、歌い始めたきっかけは何だったのですか?
バンドは高校1年くらいからやり始めたんですけど、小学5年生くらいにカラオケで歌ったら、“音程いいね”って言われて、天狗になりまして(笑)。“もっと褒められたい”みたいな。その時から歌を練習し始めました。
──それまでは他に熱中していたことはあったのですか?
ゲームと絵を描くことには熱中してたんです。それで、漫画家になろうと思ってたんですけど、果てしなく辛い作業が続くらしいので(苦笑)、無理だなと。本気でなろうと調べて挫折。そんな時に歌を褒められたから、歌を仕事にしたいと漠然と思い始めて。それで中学2年生くらいの時に、初めてバンドっていうものを知って。自分で作った曲を褒められて、歌わない時はギターを弾けて、歌えるって、いいとこ尽くめで“俺、あぁいうふうになりたい”と。
──曲は簡単に作れたのですか?
いや、なかなか作れなくて。音楽も全然聴いてなかったので。洋楽とかも高校2年くらいから聴き始めたんですよ。でも、そしたらますます曲が作れなくなっていって、地獄のような…(苦笑)。素材はあるんですけど、一曲にまとめられないっていう。ちょうどこの1stアルバムを作ってる最中に曲ができ始めたというか。歌詞はさらに書けねぇって思ってましたね。
──歌詞を聴いていると、沸き出てきた言葉みたいなイメージがあったんですけど、実際は苦しんで生み出していたのですね。
そうですね。曲は作りたかったんですけど、歌詞が書けなくて。でも、歌詞を書かないと曲にならないんで(笑)。それに、歌詞で曲のクオリティーを引っ張りたくはないっていうか。最近も苦痛なんですけど、いろんな人の歌詞を見たりするうちに、どんどん楽しくはなってきてますね。
──曲を作るために洋楽を聴いたり、歌詞を書くためにいろんな人の歌詞を読んだり、ある意味で勉強みたいなところがあると思うんですけど、そうしてでも楽曲を生み出したいと思う理由は?
責任感みたいなものは、人よりものすごく強くて。好きで音楽聴いてるんじゃなくて、作りたいから聴いてるっていうのが大きいというか。それは、小学5年生からこうなりたいって思っていたからっていうのと、他の仕事ができないっていう(苦笑)。そんな俺でもできる仕事があるなら、それしかないんじゃないかって。暗い将来を高校生の時に考えてました。
──自分を生かしたい気持ちが強いのかもしれないですね。
そうですね。負けず嫌いですね。
──また、いろいろな音楽から学びながらも、できた楽曲はコピーにならず、小林さんのオリジナルに昇華されてますよね。
責任感に追われる感じは強かったんですけど、好きなことには集中できるので。あと、自分なりにその曲に合うメロディーや歌詞を付けるようにしてて。しかも、自分が作り上げたら誰にも指図されないっていうわけではなく、できるだけ良くしていきたいから、どんな意見でも聞こうと思って作ってるので、それが独特なメロディーになってると思います。
──オリジナリティーが分かりやすく出るのって歌詞だと思うんですけど、歌詞に自分自身が投影されてると思いますか?
まったく思わなかったんです。1stアルバムを作ってからいろいろ言ってもらえるんですけど、それで初め分かった感じですね。できるだけいいものにしようと思って作ってはいるんですけど、結構必死なので、自分では分からないところが多いっていうか。
──メッセージや日記のように書くのではなく、曲や絵という感覚的なものをかたちにしていくのに近い作業なのでしょうか?
論理的というよりは、感覚でメロディーとかを選べるようになりたいなって。
──例えば、「安田さん」とか「美紗子ちゃん」は、曲と直接は関係ないようなタイトルに関しても思い付きで?
『安田さん』は手伝いをしてたライヴハウスに安田美沙子さんのポスターがあって、可愛い写真がいっぱいだったので。で、その次に作ったのが『美紗子ちゃん』っていう。
──(笑)。そんな中でも、歌詞から滲み出る“孤独”な感じがフィーチャーされることが多いですけれども。
“俺って孤独だねぇ”って思うこともあるだろうけど、自分だけ特別なわけではなく、友達もいないわけでもなく、普通なんですよ。ただ、ひとりで作業するような趣味が多いっていうだけで。また、音楽は自分の世界に入れる上に、お客さんと会話したりとか、一緒に演奏したりする人と会話したりするので、それがやり甲斐みたいな感じになってますね。
──なるほど。小林さんの歌詞は孤独を感じるけど、孤独を売り物にしてる感じはなくて、だからリアルでいいんですよね。
そういうものを読んだりすると、“あぁ、絶対にお前より寂しい人がいるから”っていつも思います(笑)
──また、こういう若くて才能を持ったアーティストって、いい意味でダメだったり、性格が悪かったりする人が結構いると思うんですけど、今日話した感じだと小林さんは真面目ですね。
生真面目です(笑)。でも、音楽を取ったら、悪い意味でダメな人ですよ(苦笑)
取材:高橋美穂
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
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