2017-12-30
LOUDNESS、back number、flumpoolなど12月リリースの8作を紹介
フリーマガジンokmusic UP's vol.160(12/20発行)に掲載中の『DISC GUIDE』から、12月リリースの作品8作を紹介!
1.『8186 Now and Then』/LOUDNESS
2.『Λ』/ACIDMAN
3.『エレジー』/清春
4.『SOAK』/ねごと
5.『地方都市のメメント・モリ』/amazarashi
6.『ピラニア通りのブルース』/V.A.
7.「瞬き」/back number
8.「とうとい」/flumpool
『8186 Now and Then』/LOUDNESS
Album 12/13 Release
WARNER MUSIC JAPAN
WPCL-12787〜90
¥5,800(税抜)
80年代中盤に海外進出を図り、脂が乗りまくっていた時期を活写した『8186 LIVE』の再現ツアー最終日・Zepp Tokyo公演と、オリジナル盤のリマスタリングを含む豪華4枚組! 聴き比べると、約30年の隔たりをまったく感じさせないどころか、むしろとんでもない熱量でガンガン迫ってくる現行LOUDNESSの人間力と演奏力に脱帽。個々のプレイはもちろん、二井原実(Vo)の絶唱ぶりにひたすら感動する。
TEXT:荒金良介
『Λ』/ACIDMAN
Album 12/13 Release
Virgin Music
【初回限定盤(DVD付)】
TYCT-69126 ¥3,500(税抜)
【通常盤】
TYCT-60112 ¥2,800(税抜)
20周年を迎えたACIDMAN、約3年振りのオリジナルアルバム。宇宙定数を示す“Λ(ラムダ)”を冠した今作は強靭さと繊細さを併せ持つ表現力豊かなバンドサウンドと、宇宙規模の巨視的視点から愛や死生観を綴る独創的な歌詞世界が見事に調和。揺るぎない独自の世界観を構築する、現在の彼らにしか作れない作品。アルバム世界の奥深くまで進んだ先にある、「光に成るまで」~「愛を両手に」の感動と美しさを体感してほしい。
TEXT:フジジュン
『エレジー』/清春
Album 12/13 Release
TRIAD/日本コロムビア
COZP-1402〜4
¥5,000(税抜)
※2CD+DVD
※完全初回生産限定
シリーズライヴ『MONTHLY PLUGLESS 「エレジー」』の世界観をスタジオで再構築したDisc1は過去の作品から厳選した全10曲を選び、ギターと弦をメインにリズムレスでレコーディング。1曲目の「LAW'S」から生々しい歌の持つエナジーと色気に引き寄せられる。清春というヴォーカリストがプラグレスライヴでその個性と表現力、間合いを磨いたことが如実に分かる作品。Disc2のポエトリーリーディングも非常に貴重。
TEXT:山本弘子
『SOAK』/ねごと
Album 12/13 Release
Ki/oon Music
【初回生産限定盤(DVD付)】
KSCL-3010〜1 ¥3,700(税抜)
【通常盤】
KSCL-3012 ¥2,870(税抜)
2017年2枚目となるアルバムは、エレクトロをふんだんに用いた近未来的な仕上がりに。思わず踊り出したくなるような「DANCER IN THE HANABIRA」で幕が開き、「WORLDEND」「サタデーナイト」で浮遊感を倍増させ、銀河を駆け抜ける流星のようなスピーディーさとポップネスを持ち合わせた「シリウス」は新たなライヴアンセムになること間違いなしのキラーチューン! 彼女たちが足を踏み入れた新世界の景色に胸が高鳴った。
TEXT:佐藤志保
『地方都市のメメント・モリ』/amazarashi
Album 12/13 Release
Sony Music Associated Records
【初回生産限定盤A
(CD+DVD+ 365日詩集ダイアリー)】
AICL-3462~4 ¥4,500(税抜)
※特殊仕様スペシャルパッケージ
【初回生産限定盤B(2CD+DVD)】
AICL-3465~7 ¥3,900(税抜)
【通常盤(CD)】
AICL-3468 ¥3,000(税抜)
故郷の青森から発信されたアルバム。自身と向き合い、生きることと向き合って生み出された曲の数々は日常から乖離することなく、時にヒリヒリするほど鋭く、時にやさしい。アルバムのタイトルは現代社会が抱える問題を思い起こさせるが影を歌って光を浮かび上がらせる楽曲は自身の真髄だろう。エモコア、フォーク、UKロックなどの影響を感じさせるサウンドもポエトリーリーディングを含む詩の世界も含め刺激的だ。
TEXT:山本弘子
『ピラニア通りのブルース』/V.A.
Album 12/20 Release
日本コロムビア
COCP-40209
¥3,000(税抜)
THE COLLECTORSのギタリスト、古市コータローが監修を務めた60年代のGSと歌謡曲のコンピ。万里れい子の「サイケな街」、内田裕也とザ・フラワーズの「ラスト・チャンス」他、当時のサイケ文化を反映させながらロックと歌謡曲を大胆に横断するカルトナンバーを全15曲収録。ラストを飾るのは世界最古のガレージパンクと謳われるアウトキャストの「電話でいいからYou've got A Call Me」。抜群の破壊力がカッコ良すぎる!
TEXT:山口智男
「瞬き」/back number
Single 12/20 Release
UNIVERSAL SIGMA
【初回限定盤(DVD付)】
UMCK-9928 ¥1,800(税抜)
【通常盤】
UMCK-5643 ¥1,000(税抜)
《幸せとは》というフレーズで始まる表題曲は映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌として書き下ろされたミディアムバラード。愛する人を支えることが幸せであり、その幸せが自分を肯定できる居場所であると歌う様子は結婚式の誓いのようだが、《だからそばにいて欲しい》と切実に伝えている様子は相手の返事を待っているプロポーズのようでもある。ベルを鳴らすような、それでいて冬らしいメロディーが切ない。
TEXT:千々和香苗
「とうとい」/flumpool
Single 12/26 Release
A-Sketch
【初回限定盤(DVD付)】
AZZS-71 ¥2,000(税抜)
【通常盤】
AZCS-2070 ¥1,200(税抜)
活動休止を発表したflumpoolの最新シングル。表題曲はタイトルの通り、誰かを慈しみ、尊く思う心を真っ直ぐに表した等身大のラブソング。生まれてきてくれただけでいい、どんな時も愛していると歌う山村隆太の歌声に、心がやわらかくほぐされる。続く「To be continued...」は“このままでは終わらない”というバンドの覚悟が垣間見えるロックチューン。眩い光を放つこの楽曲は、flumpoolを知る全ての人に聴いてほしい!
TEXT:佐藤志保
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